【現代ビジネス】北朝鮮に「23歳で送られた男」の告白…日本で憧れた「地上の楽園」に渡るまでの壮絶すぎる半生
ー前略ー
「無償治療」に「無料教育」と…
資本主義の矛盾、社会主義の優越性、誰もが幸せに暮らせる平等な社会、「千里馬」運動、大躍進する朝鮮、「無償治療」、「無料教育」など、「地上の楽園」に憧れる心が、日増しに強くなっていった。こうしてキム・チェク氏は、不公平な社会に対する不満と、社会主義とマルクスの共産理論に憧れ、ソ連留学を夢見て、「世界革命」という大きな抱負を抱いて、北への送還を決心したのだった。