【東京新聞】人民軍軍人の凶悪犯罪相次ぐ 内部教材で腐敗体質が判明
中国人民解放軍で2016年以降、軍人による殺人や強盗を含む凶悪犯罪や不祥事が相次いで起きていたことが8日、分かった。武器を部外者に売却した事案もあった。規律の乱れを受けて作成された軍の内部教材で判明した。習近平指導部は軍の汚職摘発を続けているが、腐敗体質の根深さが浮き彫りになった。中国軍を巡っては、核ミサイル部隊を管轄するロケット軍の装備品調達に関わる大規模汚職が取り沙汰され、李尚福前国防相=昨年10月解任=らの関与も指摘されている。