【八重山日報】「統一独立の琉球なかった」 石井氏が新説、第一尚氏も否定
座喜味城跡を視察する石井准教授=6月2日、読谷村長崎純心大の石井望准教授が、歴史的に統一独立の「琉球王国」は存在せず、1429年とされる「三山統一」後も群雄割拠の時代が続き、中山の尚氏が東南アジアに貿易を拡大して「琉球大交易時代」が到来した、とする新説を発表した。15世紀の琉球は山北(本島北部)、中山(本島中部)、山南(本島南部)の3勢力が覇権を争い、中山の尚巴志が1429年に三山を統一したことで琉球王国が誕生したとされている。