【朝日新聞】ロシアの「裏庭」中央アジアに中国主導の鉄道 背景にあるパワーバランスの変化
中国が「ロシアの裏庭」とされてきた中央アジアへの関わりを深めている。中国の習近平(シーチンピン)国家主席は2~6日の中央アジア訪問でも、上海協力機構(SCO)首脳会議などの場で中央アジアとの関係深化をアピール。背景には、ウクライナ侵攻で疲弊(ひへい)するロシアとの力関係の変化がある。「我々は手を携えて外からの干渉に抵抗し、自国の運命や地域の平和的発展を自らの手中に握りしめなければならない」カザフスタンで4日に開かれた首脳会議で、習氏はこう強調した。