【中米】ニカラグアなど中米諸国で深刻な干ばつ、農業に甚大な被害…エルニーニョ現象が原因か
最後に雨粒が落ちてきたのは3か月前。ニカラグア北東部で牧畜業を営むカルロス・ローマン(Carlos Roman)さんが水を飲ませるため家畜の牛を歩かせる距離は、日に日に長くなっている。ニカラグアをはじめとする中米では深刻な干ばつが続いており、数千頭の牛が死に、農作物は枯れ、電力供給も制限されている。コスタリカやホンジュラス、グアテマラなどの周辺国は、支援物資の配給を急ぐため被害が大きい地域に非常事態を宣言。