【インドネシア】ジャカルタの鉄道「日本製新車」導入で転機?「中古車両」安価購入政策は終焉の可能性も
ステンレスボディに、青い帯、そして最近の流行とも言える半流線形の正面形状。2月下旬のある日の深夜、国内私鉄向けの新型車両かと見紛う車両が日本車輌製造・豊川工場から、豊橋港に向けて輸送された。約1カ月の航送を経て、その車両は4月4日にジャカルタ・タンジュンプリオク港へ到着した。わが国の円借款事業として来年度に開業を目指すインドネシア初の地下鉄、ジャカルタ地下鉄公社(MRTJ)南北線向け車両の第1陣となる6両編成2本、計12両である。