【オピニオン】コスパ最優先の「次世代の戦争」:実験場になったアフリカ大陸一の産油国リビアでの内戦が示すもの
・コスパ最優先の「次世代の戦争」――実験場になったリビア内戦が示すもの:六辻彰二 / 国際政治学者
埋蔵量でアフリカ大陸一の産油国であるリビアの内戦は、多くの国が介入する代理戦争の様相を呈している介入する外部の国は「自軍兵士の犠牲を減らしつつ戦果をあげる」という意味でコスパをあげるため、遠隔操作できるドローンと、戦死しても「戦死者」にカウントしなくてよい傭兵の利用を増やしているしかし、その結果、外部のスポンサーにとって介入のハードルが引き下がっていることで、リビア内戦は激化しつつある国際的に注目されることの少ないリビア内戦は、次世代の戦場の実験場になっている。