【米国】13州で中絶「違法」に―最高裁判決1年 民主、大統領選で争点化
米連邦最高裁が人工妊娠中絶の憲法上の権利を否定する判決を下してから、24日で1年。手術の規制権限が各州に委ねられた結果、共和党主導の13州で事実上中絶を禁じる州法が導入された。バイデン大統領率いる民主党は女性の選択の権利を守る姿勢を強調し、2024年大統領選の主要争点に据える構えだ。中絶の権利を支持する団体「グットマッカー研究所」によると20日現在、全米50州のうち13州で、母親の命に関わるなど極めて限定的な例外を除き、中絶が違法化された。