【国連】「国際法違反だ」「市民への暴力は戦争犯罪」…レバノンでの通信機器一斉爆発、国連安保理で非難相次ぐ
レバノン各地でイスラム教シーア派組織ヒズボラ構成員らの通信機器が一斉に爆発した事案を受け、国連安全保障理事会は20日、緊急の公開会合を開いた。多くの民間人が巻き込まれたことに理事国から「国際法違反だ」と非難が相次ぎ、中東情勢の悪化を懸念する各国はヒズボラとイスラエルに即時停戦を求めた。国連のフォルカー・テュルク人権高等弁務官は「市民への暴力は戦争犯罪だ」と指摘した上で、爆発について「透明性のある徹底した独立調査が必要だ」と強調し、理事国からも同調する声が上がった。