【長崎新聞】「偏狭なナショナリズム」ノンポリと思っていた息子がネット上の不確かな情報を論拠に憤慨…若者の未来を翻弄するな
◇若者の未来を翻弄するな
典型的なノンポリと思っていた大学生の息子が、ロンドン五輪前後から急に国際社会への関心を語り始めた。国旗の成り立ち程度の話かと思いきや、日中、日韓の微妙な関係である▲竹島、尖閣諸島問題の反日感情に対する日本人としての反論なのだ。ネット上の不確かな情報を論拠にしていたため、「歴史を多角的に学び、相手の立場も考えるべきだ」と教科書的に諭したが、「そんな弱腰で」ときた▲「戦争で学んだのは平和の尊さ。