【話題】東京新聞論説副主幹・長谷川幸洋 「渡邉恒雄・読売新聞グループ本社代表取締役会長兼主筆はニッポンのドンだ」
来春の消費税引き上げを断行すべきかどうか、をめぐって議論が盛り上がっている。安倍晋三首相の肝いりで実施された政府の有識者ヒアリングでは7割超が賛成意見だった。はたして安倍は上げるのか、それとも先送りするのか。読売新聞はかねて増税賛成論だったが、ここへきて先送り論に豹変し注目を集めている。同紙は社説で2014年4月の引き上げは見送り「景気の本格回復を実現したうえで、2015年10月に5%から10%へ引き上げることが現実的な選択と言えよう」と書いた(8月31日付)。