【北海道】「自然の状態をとどめたすばらしい川。ダムの必要性は理解できない」…産卵期のサクラマスに歓声、下川・サンル川で自然観察会
【下川】産卵期を迎えたサクラマスを見る自然観察会が8日、町内のサンル川で開かれた。北海道自然保護協会など、サンルダム建設計画の見直しを求めている六つの市民団体による実行委が主催する恒例行事。町内のほか、旭川や札幌などから5歳から70代までの約30人が参加した。一行はバスでサクラマスの産卵エリアへ。雌が尾びれを使って懸命に産卵床を掘る場面に歓声を上げ、「ダム計画ではマスの遡上(そじょう)のための魚道も予定されているが、長さは7キロもあり、効果は未知数」という説明に耳を傾けた。