【科学】桜島直下の超巨大カルデラ、人工地震で構造探査へ…気象庁と京都大学防災研究所が発表
桜島直下、鹿児島湾北部の海底には「姶良(あいら)カルデラ」と呼ばれる直径約20キロの巨大なカルデラが横たわっている。というより鹿児島湾北部そのものが、この姶良カルデラで、桜島はその外縁の一部に過ぎない。桜島以外にも、「若尊(わかみこ)」と呼ばれる海底火山や、「神造島(かみつくりしま 別名 隼人三島)」などの火山島を擁する姶良カルデラは、今から約2万5000年前に「姶良大噴火」と呼ばれる大噴火を起こし、その火山灰は遠く関東地方でも10センチの厚さに降り積もったと考えられている。