【岡山】「動きが美しく見とれた。後楽園の風情にも合っており、優雅なひとときを過ごせた」…観世流名手が舞う「後楽能」、岡山・後楽園
岡山市・後楽園の能舞台で3日、恒例の「後楽能」(岡山能楽会主催、岡山県共催、山陽新聞社後援)が開かれ、約250人が観世流の名手西出明雄さん=倉敷市=らのみやびな舞を楽しんだ。西出さんと門下生ら約20人が出演し「鸚鵡(おうむ)小町」と「船弁慶」の2演目を披露した。100歳になって田舎で暮らす小野小町が登場する「鸚鵡小町」では、絶世の美女と言われた往時を懐かしんで舞う小町の寂しさなどをしなやかに表現。