【国際】韓国・ソウル市庁舎(愛称ツナミ)設計者のユ・ゴル氏 「そう見えるのが醍醐味」
「無神経」「不謹慎」「悪趣味」。いくら言葉を尽くしてもこの光景には怒りを禁じ得ない。日本では3. 11から3年が経とうとしているが、韓国の首都・ソウルに、いま異様な建物がそびえ立っているのをご存じだろうか。地元住民が「ツナミ」の愛称で呼ぶこの建物は、ソウル広場のそばに2012年に完成した新市庁舎。特殊ガラスで覆われた“津波”のアーチが襲う先にあるのは、1926年、日本の統治下時代に建てられた旧市庁舎(現・ソウル図書館)だ。