【サイエンス】東京大工学部、従来のリチウムイオン電池より良い、新世代の電解液の開発に成功
電気を蓄え、必要なときに取り出すことのできる二次電池は、電気自動車やスマートグリッドなど省エネルギー社会実現の鍵を握る中核技術である。現状最も優れた二次電池はリチウムイオン電池であるが、上記用途に向けて、充電時間の短縮や高電圧作動が喫緊の課題となっている。特にリチウムイオン電池を構成する要素のうち、電解液の材料は20年以上もほぼ同一組成のものが用いられており、革新的な電解液材料を開発することができればリチウムイオン電池の飛躍的な性能向上も現実性を帯びる。