【国際】国連「福島原発事故によるがん増加予想せず」 国連科学委が報告書 子供へのがんリスクの影響は1000人以下
[ウィーン 2日 ロイター]
-原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)は2日、2011年の福島第1原子力発電事故の影響に関する報告書を発表し、被ばくによって今後がんの発生が増加することは予想しない、と指摘した。ただ子どもについては、がんのリスクが高まる可能性もあるとした。同委員会は報告書で「福島第1原発事故による被ばくで、がん発生率の明確な増加は予想しない」と指摘し、同事故では1986年のチェルノブイリ事故に比べ、放出された放射性物質の量が少なかったと説明。