【社会】三菱マテ四日市工場爆発事故の原因解明、調査委が中間報告発表
三菱マテリアルは3日、今年1月に起きた四日市工場爆発事故の調査委員会中間報告を発表した。事故は、半導体用高純度多結晶シリコンの製造工場で熱交換器の内部洗浄作業のため、熱交換器の上部チャンネルカバーを開放したところ爆発火災が発生。死者5名、負傷者13名の犠牲を出した。直接の事故原因については、クロロシランポリマー類の低温での加水分解によって爆発威力が大きい物質が生成され、この生成物が乾燥状態で爆発感度が高まり、水冷熱交換器上部チャンネルカバー開放時になんらかの発火源により爆発に至ったと推定した。