【滋賀】「若衆もやる気で例年より20人ほど多く集まった。新調にふさわしくいい天気」…300年ぶりにみこし新調、愛荘・蚊野で春祭り
愛荘町蚊野で十九日、三百年ぶりに新調されたみこしが住民にお披露目された。地元の軽野神社の春祭りで、神社から地区中心部を往復する約二キロを若衆が勢いよく担いで練り歩いた。郷土史「近江愛智郡志」に一七〇二年(元禄十五年)、旧みこしの記述があり、三百年以上にわたって地元で受け継がれてきた。だが、近年は少子化で担ぐ若衆が減り、七百五十キロの重さを長時間担ぐことが困難となり、台車に乗せて巡行していた。