【政治】鹿野道彦元農水相 「自民1強でいいのか」
「日本が今のように『1強』でいいのか」。旭日大綬章を受章した鹿野道彦元農林水産相(72)は、自民党が衆参両院で多数を占める政治状況を憂慮する。1976年に自民党から初当選し、農林水産相や旧総務庁長官を歴任。将来を嘱望され「清和会(現町村派)のプリンス」とも呼ばれた。安倍晋三首相とは同じ派閥の出身だが、靖国神社参拝などを念頭に、「為政者は自分の思いを実現することも大事だが、国益はどこにあるのかを常に意識し、一つひとつ間違いない判断をしないといけない」と注文を付ける。