【再生医療】iPS細胞を経ず心筋細胞に変化させることに成功…慶大など研究チーム
皮膚や心臓に含まれる細胞を、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を経ずに効率良く心筋細胞に変化させることに成功したと、慶応大の家田真樹特任講師(循環器内科)らの研究チームが、欧州科学誌「EMBOジャーナル」電子版に11日、発表した。心筋梗塞で傷ついた心臓を再生させる医療の実現に一歩近づく成果だ。家田特任講師らは2010年、マウスの心臓に含まれる「線維芽細胞」に3種類の遺伝子を導入し、直接、心筋細胞に変化させることに成功した。