【仏領ポリネシア】フランス核実験被害者の碑に撤去計画、「撤去反対」署名広がる
フランスが核実験を繰り返した南太平洋の仏領ポリネシアで、核実験被害者の「記念碑」を取り去る計画が持ち上がり、被害者団体が撤回と永久保存を求める署名を呼びかけている。現地の風習に基づき各地の石が敷き詰められた記念碑には、広島、長崎両市の爆心地近くの石も置かれており、署名は国内にも広がりつつある。記念碑は2006年、被害者団体「モルロア・エ・タトゥ(ムルロアと私たち)」が、首都パペーテ市(タヒチ島)の海岸公園内の土地を借りて設けた。