【環境】「PM2・5」をなんと9割減 三菱日立パワーの排煙処理装置、中国で総合排煙処理システムの本格展開へ
微小粒子状物質「PM2.5」による大気汚染が深刻化する中国で、三菱重工業グループの三菱日立パワーシステムズが総合排煙処理システムの本格展開に乗り出す。公害の反省から日本は厳しい環境規制に対応した高性能装置の開発が進んでおり、三菱日立パワーは石炭火力発電所向けシステムで国内シェア9割を誇る。中国では、現地企業と合弁で環境装置専業の新会社を設立、石炭火力発電所から排出されるPM2.5などの煤塵(ばいじん)除去に取り組む計画だ。