【インド】多言語国家でヒンズー教至上主義政権が進めるヒンディー語使用促進、イスラム教徒や非話者から反発
【ニューデリー金子淳】5月に発足したヒンズー教至上主義政党・インド人民党政権が、ヒンディー語の使用を促進している。だが、インドは多言語社会で理解できない国民も多いうえ、ヒンディー語はヒンズー教に密接に結びついた言語のため、イスラム教徒や非ヒンディー語話者から反発が上がっている。ヒンディー語は主に北インドで使用され、憲法で連邦公用語に指定されているが、母語とするのは約12億人の人口の半数以下にすぎない。