【社会】「警察官発砲は適法」 石灯籠で警察官襲撃の中国人死亡差し戻し控訴審、遺族の5000万円賠償請求を棄却
平成18年6月に栃木県警の警察官による発砲で死亡した中国人元研修生、羅成さん=当時(38)=の遺族が県に約5千万円の損害賠償を求めた訴訟の差し戻し控訴審判決が25日、東京高裁であり、下田文男裁判長は遺族の請求を退けた。訴訟では、1審宇都宮地裁が遺族の請求を棄却したが、差し戻し前の2審東京高裁は「発砲直前、羅さんが灯籠の石で殴りかかろうとした」とする警察官の供述の信用性を否定、県に約1千万円の賠償を命じた。