【鳥取】意志 正確に伝わるか 裁判員裁判、県内初の外国人被告 [日本海新聞]
鳥取県内では初めてとなる外国人被告の裁判員裁判が15日、鳥取地裁で始まる。被告は傷害致死罪に問われた中国国籍の女で、暴行の有無や、暴行と認められた場合に正当防衛か過剰防衛に当たるかが争点。裁判員に被告の意思を正確に伝えるための通訳人の役割も重要となる。裁判員裁判は県内で14件目。技能実習生だったハン・シュエ被告(29)は昨年12月20日、境港市内の水産物加工会社作業場で、同じく中国国籍の技能実習生の同僚女性(当時27)の顔を包丁で刺し、傷に起因する肺炎で死亡させたとされる。