【iPS細胞】胃の粘膜の組織作製に成功ー米国
体のさまざまな組織になるiPS細胞から、食べ物を消化する胃の粘膜の組織を作り出すことに、アメリカの研究グループが成功しました。アメリカのシンシナティ大学などの研究グループは、ヒトのiPS細胞を特殊なゲル状の物質の中で4週間ほど培養し、直径2ミリから4ミリの細胞の塊を作り出しました。そして、この内部を調べると、食べ物を消化する胃の粘膜に似た立体的な組織が出来ていて、ヒトの胃と同じような多数のひだ状の組織の中には胃液を分泌する胃腺があることも確認されたということです。