【航空】羽田増便を阻む「横田空域」、五輪需要増へ空域通過の新ルート、国が検討…米軍が首都上空を「占領」、他の先進国に例なし
在日米軍が管制を受け持ち、羽田空港のすぐ西に広がる「横田空域」が、2020年東京五輪で増大する航空需要をまかなう妨げとなっている。国土交通省は複数の新たな航路を検討しているが、実現には空域内を通過しなければならず、米軍との調整が必要としている。 (小松田健一)写真=住宅街に囲まれるように存在する横田基地=東京都八王子市上空で、本社ヘリ「あさづる」から
国交省の試算では、二〇二〇年代に羽田・成田両空港の発着処理能力を超える航空需要が生じる。