【科学】理研グループ、バクテリアの抗生物質耐性を予測する新手法を開発
理研、大腸菌が抗生物質耐性を持つようになる仕組みを明らかに理化学研究所の古澤力チームリーダー・鈴木真吾研究員らによる研究グループは、複数の抗生物質に対して耐性を持つ大腸菌の解析を行い、少数遺伝子の発現量データだけで抗生物質への耐性を定量的に予測できる新手法を開発した。複数の抗生物質が効かない多剤耐性菌の出現は世界的な問題となっており、世界保健機関(WHO)も、耐性菌の出現によって、ありふれた感染症や軽度のけがで命を落としかねない「ポスト抗生物質時代」が到来すると警告している。