【経済】シャープ、黒字は複写機など一部の事業部門にとどまる見込み
経営再建中のシャープの2015年3月期連結決算は、事業部門ごとの営業損益が軒並み赤字となり、黒字は複写機など一部にとどまる可能性が高いことが21日、分かった。グループ全体の営業利益は前期の半分に減る見込みで、純損益が2年ぶりに赤字に転落するのは避けられない情勢だ。シャープは現時点で通期の純損失を200億円程度と見積もっているが、液晶テレビを手掛ける栃木県矢板市などの工場の価値が下がって損失計上を迫られれば、赤字がさらに拡大する恐れもある。