【国内】安倍首相の「官製春闘」も非正規の賃金には影響なし
2年目となる「官製春闘」。安倍政権の強い圧力で、大企業を中心に前年以上の賃上げが実現しそうだが、暮らしや経済は本当に上向くのか。東京・大手町の経団連会館には1月下旬、早くも賃上げムードが漂っていた。主な企業の労働組合側と経営側が意見を交換する「労使フォーラム」。経営側は賃上げに前向きで、ここでの焦点は賃上げの是非ではなく、上げ幅はどの程度か、定期昇給に加えて賃金体系そのものを底上げするベースアップ(ベア)という形をとるのか、といった「水準」や「手段」だ。