【福島】津波被害の慰霊碑前のさい銭箱 なくなる 南相馬市
東日本大震災の津波で大きな被害を受けた福島県南相馬市の神社跡地で、慰霊碑の前に置かれていたさい銭箱がなくなっていることが分かりました。地元の人たちは、さい銭箱は盗まれたのではないかとしていますが、警察に被害届は出さず、「元の場所に戻してほしい」と呼びかけています。南相馬市沿岸部の萱浜(かいばま)地区では、4年前の津波で100戸余りの住宅のうち80戸近くが流されて77人が犠牲になり、流された神社の跡地には慰霊碑と仮設の拝殿が設けられ、遺族などが訪れて祈りをささげる場所になっています。