【社会】甲府刑務所で50代の男性受刑者に出された「おかゆ」がカロリー不足だったとして、国に慰謝料10万円支払い命じる判決
甲府刑務所(山梨県)で提供された主食のおかゆの量が少なく体調不良になったとして、元受刑者の50代男性が国に150万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、甲府地裁は26日、食事のカロリーが少ない月があったと認め、精神的損害に対する慰謝料として国に10万円の支払いを命じた。佐久間政和裁判長は、被収容者に提供するエネルギーなどを示した法務省が定める食料給与規程で、男性への主食は1日当たり1300キロカロリーと定められているのに、提供されたおかゆは1099キロカロリーだったと認定。