【社会】砂川事件の元学生「政府は判決を悪用」
昭和34年に最高裁で言い渡された「砂川事件」の判決について、事件の当事者だった元学生が会見し、「集団的自衛権の行使を排除したものではないという政府の認識は判決を悪用している」として、安全保障関連法案を廃案にするよう求めました。砂川事件は、昭和32年に東京のアメリカ軍・旧立川基地の拡張計画に反対したデモ隊が基地に立ち入り、学生などが起訴されたもので、昭和34年に最高裁で言い渡されたこの事件の判決について、政府は集団的自衛権の行使を排除したものではないという認識を示しています。