【生物】シジミチョウの幼虫、アリに体液を吸わせ一方的に操っている?「アリが栄養をもらい、幼虫を守る」共生関係ではない可能性
シジミチョウの幼虫は、アリに体液を吸わせて行動を操作し、幼虫の身を守らせているとの研究結果を、琉球大とハーバード大の研究チームが米科学誌カレント・バイオロジー電子版に発表した。これまで両者は、アリが幼虫から栄養をもらい、幼虫はアリに天敵を追い払ってもらう「共生関係」にあると考えられていたが、チームは「一方的にアリが操られて、協力的な振る舞いをさせられているのではないか」と分析する。