【社会】伝統的価値観か現代的な多様性か、家族のかたちどう判断 夫婦別姓、再婚禁止期間の違憲性争う訴訟 4日に最高裁大法廷弁論
2015.10.31 21:08
民法で定めた「夫婦別姓を認めない」とする規定と「女性は離婚後6カ月間、再婚できない」とする規定の違憲性が争われた訴訟の弁論が4日、最高裁大法廷(裁判長・寺田逸郎長官)で開かれる。いずれも夫婦はもちろん子供の養育も含めた家族のあり方に深く関わる。原告らは家族の多様化を理由に「民法は社会の変化に対応できていない」と主張する一方、「家族の絆が弱まる」との慎重論も根強い。