【社会】世界遺産・平等院鳳凰堂など全国の文化財で劣化・剥落が相次ぐ…修復作業に使われた合成樹脂が原因、文化庁は修復方法を見直し
世界遺産・平等院鳳凰堂(京都府宇治市)の扉絵をはじめ、全国の文化財で、昭和20年代以降に修復作業で接着剤として使われた合成樹脂が原因とみられる劣化や剥落が相次ぎ、文化庁はこの修復方法を見直す方針であることが31日、分かった。世界遺産の原爆ドーム(広島市)なども影響を受けるなど、国宝級の文化財や世界的な建築物に広がる可能性があり、これらの保存が危機にさらされている現状も浮き彫りになった。