【拉致問題】国連の特別報告者 「北朝鮮指導者の刑事責任追及」の必要性訴える
北朝鮮の人権状況を調査している国連の特別報告者が22日、都内で会見し、人道に対する罪で北朝鮮の指導者たちの刑事責任を追及することが拉致被害者の帰国を早めることにつながると指摘し、刑事責任追及の必要性を訴えました。北朝鮮の人権問題を巡っては先月、国連総会で北朝鮮による人権侵害が国際法上の「人道に対する罪」にあたるとして安全保障理事会に対して国際刑事裁判所に付託するよう求める決議が前年に続いて採択されましたが、安保理では中国やロシアなどが人権問題を取り上げること自体に反対し、対立が続いています。