【裁判】「精神障害に悪影響与えた」ワコールに110万円賠償命令 京都地裁、元契約社員訴訟で認定
ストレスで休職後、職場復帰の支援を受けられず鬱病を発症したとして、兵庫県内の元契約社員の女性(48)が、大手下着メーカーの「ワコール」(京都市南区)に約2260万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が23日、京都地裁であり、堀内照美裁判長はワコールに110万円の支払いを命じた。判決理由で堀内裁判長は、職場復帰について「支援プログラムを策定し、実施することが望ましい対応だった」としたが、「順守する法的義務とまでは認められない」と原告側の主張を退けた。