【311】3.11で報道されなかった“もう一つの被災地” 長野県栄村の今
東日本大震災からまもなく5年。「3.11」について多くのメディアが継続的に特集を組む一方、その翌日に長野と新潟の県境で発生した、名もなき震災は広く知られていません。気象庁による正式な命名がなかった大地震。最大震度6強を記録した長野県下水内郡の栄村(さかえむら)の当時を振り返ります。■東日本大震災から13時間後の激震
長野県最北端に位置する栄村は、人口約2300人(当時)、山あいの豪雪地帯にある農林・畜産を基幹産業とする自然豊かな村です。