【裁判】平松邦夫氏の訴え棄却=橋下徹前市長発言で―大阪地裁
大阪市の平松邦夫元市長が橋下徹前市長らを相手取り、橋下氏が「町内会に、平松さんの選挙の時に現金が配られた」などと発言して名誉を毀損(きそん)されたとして、慰謝料など1000万円の支払いを求めた訴訟の判決で、大阪地裁(野田恵司裁判長)は15日、請求を棄却した。判決は、発言を聞いた一般の人が、平松氏が公選法違反の行為をしたと受け取るとは断定できず、発言の前後を踏まえれば「現金を配る制度の問題点を述べたと理解するのが相当」と述べ、名誉毀損に当たらないとした。