【経済】マネタリーベース362兆円、最高額更新…3月
日本銀行が4日発表した3月のマネタリーベース(資金供給量)の平均残高は、前月比2・1%増の362兆6050億円となり、今年1月に記録した過去最高額(355兆1030億円)を更新した。マネタリーベースは、世の中に出回っているお金の量と、金融機関が日銀に預けている当座預金残高の合計を示す。日銀は2%の物価上昇目標を掲げ、金融機関から大量の国債などを買い入れることによって、世の中に出回るお金の量を年間80兆円ずつ増やす「量的・質的金融緩和」を続けている。