【社会】無休で働き元料理長「精神疾患発症」 仁和寺に4200万支払い命令
京都市右京区の世界遺産・仁和寺が運営する宿坊の元料理長の男性(58)が長時間労働を強いられ、精神疾患を発症したとして、休業中や時間外の未払い賃金など約4700万円を求めた訴訟の判決で、京都地裁は12日、約4200万円の支払いを寺に命じた。■「年間の勤務356日…」つまり無休
判決理由で堀内照美裁判長は「極めて過酷な長時間労働を強いて、多額の時間外手当を労働基準法に違反して支払っておらず悪質」とし、業務と発症との因果関係も認めた。