【京都】聴覚障害者の男性(36) 全国初、バス運転手めざし二種免許取得 「乗ってくれたお客様に手話で『ありがとう』伝えたい」
客を乗せたバスやタクシーを運転できる第2種免許を、京都府大山崎町に住む聴覚障害者の男性が取得した。全日本ろうあ連盟によると、全国で初めてといい、男性は「壁も多かったが、小さい頃からの夢に近づけてうれしい」と話している。会社員の村上達也さん(36)。幼い頃からバスが大好きで、バス運転手に憧れていた。しかし、第2種免許の試験は道交法施行規則で、補聴器を使わずに10メートル離れた場所で90デシベルのクラクションの音が聞こえることが条件となっていた。