【熊本地震】高リスク妊婦ら県外に…市民病院被災で150人 「周産期医療に限れば東日本大震災の時以上に深刻」
熊本地震による熊本市民病院(熊本市東区)の総合周産期母子医療センターの被災により、熊本県内の早産などのリスクが高い妊産婦や重い疾患を抱える新生児を、今後年間約150人、県外に搬送する試算となっていることが、関係者への取材で分かった。総合周産期母子医療センターは、一般の産婦人科で受け入れられない高リスク出産の「最後のとりで」とされ、母体・胎児集中治療室(MFICU)や新生児集中治療室(NICU)を備えている病院を都道府県が指定する。