【パナマ文書】タックスヘイブンの心臓部はロンドン 年間資金洗浄額240億ポンド(約3.8兆円)
タックスヘイブン(租税回避地)を利用した世界の指導者や富裕層による資産隠しを暴いた「パナマ文書」。舞台となったのは英自治領で、英国の首都ロンドンがネットワークを結びつける「心臓」の役割を果たしている。租税回避地に設けた海外法人を介して課税を逃れた不正資金が不動産などに流入するロンドンが世界のオフショア金融拠点になっており、キャメロン政権は海外領での課税逃れ防止や海外法人への規制強化など信頼回復に躍起だ。