【社会】生乳の取り引き制度改革 事実上の結論先送り
牛乳などの原料となる生乳の取り引きを生産者団体が、ほぼ独占している今の制度の改革について、政府の規制改革会議は19日に決定する答申では具体的な改革の方向性は示さず、ことし秋まで引き続き検討を進めることにし、事実上、結論を先送りすることになりました。牛乳やバターなどの原料となる生乳は、全国に10ある生産者団体が酪農家との間でほぼ独占的に取り引きしていて、政府の規制改革会議は今の制度は酪農家の自由な経営を妨げているとして廃止するべきだとする意見書を先月まとめ、自民党などとの間で調整を進めてきました。