【社会】「焼肉酒家えびす」生肉集団食中毒事件 元社長ら不起訴 富山地検
2011年に5人が死亡した焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の生肉集団食中毒事件で、富山地検は19日、業務上過失致死傷の疑いで書類送付された運営会社「フーズ・フォーラス」(東京、特別清算中)の元社長(47)と、生肉を卸した「大和屋商店」(東京)の元役員(41)を嫌疑不十分で不起訴処分とした。地検の中村昌史次席検事は不起訴理由を
「事件当時、集団食中毒を引き起こした腸管出血性大腸菌O111が強い毒素を持つとは知られておらず、2人は事件を予見できなかった」と説明した。