【政治】原発 争点にならず 見解異なる野党共闘「封印」せざるを得ず
原発を抱える各地の選挙区で、再稼働が参院選の争点になっていない。統一候補を立てた野党は陣営内でも原発へのスタンスが異なるため訴えを封印せざるを得ず、脱原発票が行き場を失っている。「この選挙は日本の将来、行く末を左右することになる」。九州電力川内原発を抱える鹿児島選挙区(改選数1)。公示日の22日夕、原発の地元、鹿児島県薩摩川内市の中心部で街頭演説した野党統一候補の無所属新人、下町和三(しもまち・かずみ)氏(56)は憲法改正を目指す安倍政権批判を展開した。