【裁判】小沢一郎氏ら多数の国会議員に違法献金した事件 西松建設の元役員らが株主と和解して損害賠償支払いに合意
西松建設(本社・東京)が国会議員側などに違法献金した事件をめぐり、同社の株主が元役員10人に約6億9千万円の損害賠償を求めた株主代表訴訟は9日、東京高裁(後藤博裁判長)で和解が成立した。原告側によると、10人のうち9人が連帯して同社に1億5千万円を支払うことで合意したという。和解にはこのほか、同社が「政治資金の不透明な支出があったことを反省する」として、国会議員らの政治資金収支報告書をインターネット上で公開する一般財団法人「政治資金センター」(大阪市)に1千万円を寄付することも盛り込まれた。